学会誌機関誌リスト

日本生物学的精神医学会誌　Vol.33, No.4, 2022

巻頭言

• 生物学的精神医学を振り返って
  中川　　伸

特集１：うつ病の解明と新規治療標的の探索─基礎と臨床の双方向アプローチ─

1. うつ病の発症におけるストレスの役割
   堀　　弘明
2. 光遺伝学とゲノム編集によるセロトニン神経操作を用いたうつ様行動の神経機構解明
   大村　　優
3. The Exercise‐Glucocorticoid Paradoxからみた運動と脳機能
   陳　　冲, 中川　　伸
4. 記憶バイアスの神経生物学的発生機序の解明に向けて─認知科学・神経科学・内分泌学からの包括的アプローチによる検証
   袴田　優子
5. ケタミンの抗うつ作用におけるBDNFおよびVEGFの役割
   出山　諭司，金田　勝幸

特集2：統合失調症研究アップデート─基礎研究から社会実装研究まで──

1. iPS細胞関連技術とヒト型疾患モデルマウスを用いた精神疾患のトランスレーショナル研究
   中澤　敬信
2. 統合失調症の発症リスクにかかわるゲノムコピー数バリアント
   久島　　周
3. 統合失調症のバイオタイプ研究
   橋本　亮太，松本　純弥，長谷川尚美，三浦健一郎
4. 統合失調症の社会実装研究
   稲田　　健

Mini Review・第10回若手研究者育成プログラム奨励賞

• 妄想とsalienceについての研究
  宮田　　淳
• 自閉スペクトラム症の生物学的メカニズムの解明と早期診断法の開発を目指して
  臼井　紀好
• 網羅的ゲノムデータを用いた自殺行動の遺伝学的解明
  大塚　郁夫
• 思春期児童における終末糖化産物と精神病体験の縦断関連研究
  宮下　光弘
• 統合失調症に関連した暴力行為の心理社会的背景ならびに生物学的基盤に関する研究
  柏木　宏子

わたしの研究

• 米国アイオワ大学への研究留学
  斉藤　　拓